トイレを流した後にポタポタする原因と対策法
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トイレを流した後にポタポタする原因と対策法
トイレを流した後『ポタポタ…』と水が漏れていたら、自分で直せるのか業者に頼むべきか悩む人も多いのではないでしょうか。
この記事では、トイレを流した後の水漏れの原因について紹介していきます。
自身で修理できるのか、もしくは業者に依頼するべきかの判断材料にしてみてください。
はじめに、水漏れに気づいた時に一番やってはいけないことをお伝えします。
それはそのまま放置してしまうこと!
なぜなら『ポタポタ程度だし、まぁいっか!』
なんて放っておいたら、水道代が2倍になってしまった!なんて事もあり得るからです。
さらに放置し続けると、床や壁が湿気でカビが生えてしまったり、集合住宅の場合は、下の階にも水漏れ被害が及ぶなど、二次災害にも繋がる可能性もあります。
そうならない為にも、3分で読めるこの記事を最後までお読みください。
それではさっそく本題に入っていきましょう。
トイレを流した後にポタポタする原因
トイレを流した後にポタポタと水漏れしている原因について紹介していきます。
トイレの水漏れで考えられる原因箇所は主にこの2つです。
● トイレタンク
● 便器の内側
まずトイレで水漏れが起きたら、原因を特定するためにして欲しい事があります。
それは、トイレ横にある止水栓を止めて、タンクや便器など濡れている箇所をきれいに拭き取ることです。
きれいに拭き取れたら、もう一度水を流してどこからポタポタと漏れているのかを探ってみてください。
漏れている箇所が分かったらようやく対処法を考えていきます。
それでは順番に詳しく解説していきます。
1,トイレタンク
トイレの水漏れの原因で、最も多いのがトイレタンクと言われています。
一回のトイレで、古いタイプで約17リットル、新しいタイプでも約7リットルもの水が流れます。
そのタンクの中には、水を流すための部品がいくつも取り付けられています。
これらの部品のどれか一つでも劣化や破損など何かしらの問題が生じた時に水漏れが発生しやすいのです。
トイレタンクで水が漏れる原因は主に3つあります。
①タンク本体
止水栓を止めてもタンク内からポタポタと水が流れてくる場合は、タンク本体がヒビ割れしている可能性があります。
→このケースは業者へ依頼しましょう。
②タンクに取付されている付属部品の劣化
タンク底にあるゴム製の『密結パッキン』と『密結ボルト』という、タンクと便器をくっつける為の部品の劣化が考えられます。
また、密結ボルトを軽く手で回して緩んでいないかも確認してみましょう。
万が一緩かった場合、ギュッと締めすぎてしまうのも破損の原因になるので注意が必要です。
→このケースは自分でも対処が可能です。部品はホームセンターやメーカーで購入することができます。
③取り付け不備
そして上記の2点でもないなら、タンクを取付けた際にズレてしまった可能性があります。
ただし、この原因が当てはまる可能性があるのは、「INAXのディストリビュータータイプ」のみです。
→このケースは自分でも対処できます。
2,便器の内側
二つ目は便器の内側です。タンクからも水が漏れているけど、便器の内側にもチョロチョロ流れるトラブル。
この場合も止水栓を止めて、タンク内への水が給水している状態で、タンク内の水位を確認してみましょう。
便器内で水が漏れるのには以下の原因が考えられます。
水量が適切か判断する目安となるのが、タンク内にあるオーバーフロー管という長細い棒の「-WL-」の表示です。(ない場合は、先端から下3cm下の水位)
その表示よりも水位が高い場合は、量が多いということ。
水位のパターン別に解説していきます。
①水位が高く水が止まった
タンク内の水位調整に不具合、もしくはボールタップや浮き玉の故障が考えられます。
どちらが原因なのかは、浮き玉の状態で判断しましょう。
部品名
原因の見方
ボールタップ
(タンクの給水操作する部品)
● 浮き玉が上がっている、もしくは手で上げてみてもボールタップから給水が続いている
浮き玉
(タンク内の水位を調整する部品)
● 浮き玉が他の部品と接触、破損、沈んだ状態
この2点が当てはまるようであれば、ボールタップの交換が必要になります。
対応方法としては部品交換することで対処可能です。
②水位が高く水が流れている
給水機能、排水機能どちらにも原因があると考えられます。
水量調節、ボールタップ、ゴムフロート、オーバーフロー管それぞれの修理が必要です。
こうなってしまったら水漏れ修理業者へ依頼しましょう。
③水位が低く水が止まっている
排水機能が原因で、オーバーフロー管のヒビ割れにより水位が低くなっていると考えられます。部品交換すれば対処可能です。
④水位が低く水が流れている
前述と同様に排水機能が原因でゴムフロートかオーバーフロー化から漏れている可能性があります。
● ゴムフロート ⇒鎖やレバーに問題あり
● オーバーフロー管 ⇒ヒビ割れしている可能性が高い
トイレで流した後にポタポタしたときの対策
次にトイレで流した後にポタポタした時の対処法を紹介します。
● オーバーフロー管を交換する
● タンク内の水位調整
● ゴムフロートの位置修正
1、オーバーフロー管を交換する
オーバーフロー管は一定年数ごとに交換することをおすすめします。
というのも、オーバーフロー管は頑丈ではないので、古くなる程折れやすいのが特徴です。
例えば、タンク内の清掃中や、節水のために入れているペットボトルにぶつかった衝撃だけでも折れてしまうこともあるのです。
また、意外にも清浄剤がオーバーフロー管を弱めてしまう原因にもなるのです。
仮にオーバーフロー管に不具合が起きると、トイレが正常に使えなくなる可能性もあります。
オーバーフロー管には様々な規格があり、入手出来ない部品もあります。
部品交換をすれば直りますが在庫がなければタンク一式交換となるので、予め確認してから慎重に取り付けしましょう。
2、タンク内の水位調整
タンクのフタを開けたら水位を確認しましょう。
多い場合には、水位を調整するボールタップの先端についている浮き玉の状態もチェックしましょう。
このボールタップが取れている、もしくは引っかかって動かない場合は、再度取り付ければ恐らく元通りになるでしょう。
しかし、浮き玉が破損していたり、汚れが溜まり劣化している状態なら、買い替えが必要になります。一方、水位が低かった場合はゴムフロートと呼ばれる排水口を塞ぐ蓋が開いていたことにより、常に水が流れる状態になっていた可能性も考えられます。
また、ゴムフロートが劣化している場合、トイレタンクの栓の役割をするフロートバルブとの間に隙間が出来て、便器内の水漏れを起こしているケースもあります。
3、ゴムフロートの位置修正
ゴムフロートの位置を修正することで、トイレの水の流れを正常に戻せます。
ゴムフロートの鎖が絡まっていたり、長さが適切でないと水が流れ続けてしまう恐れもあります。鎖が張りすぎず、余り過ぎないように玉鎖は2~3個余らせるくらいが適切です。
また、ゴムフロートの寿命は新築の場合約10年ですが、7〜8年で交換するのが良しとされます。交換目安ですが、手に汚れが付いたり、ゴムがぶよぶよに柔らかくなっていたら交換のサイン。
自分で部品交換をする場合は、型番を間違えないよう説明書を用意してから購入するようにしましょう。
まとめ|トイレで流した後にポタポタする原因と対策法
ここまでトイレの水漏れの原因を紹介してきました。
万が一当てはまる症状があった場合は『ポタポタ程度だから大丈夫!』と放置だけはしないようにしましょう。
今回紹介したように、部品交換すれば直る可能性があるものを紹介しましたが、部品調達するのにも正しいか分からない、失敗したくないという方は、プロの水道屋さんに相談することをおすすめします。
迷っているなら水道修理業者に依頼しましょう。想像の3倍便利ですよ。
水のトラブル「水漏れ・つまり」なら水郷水道設備が対応できますのでまずはお気軽にお問い合わせ下さい。
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トイレは毎日必ず使う大切な場所です。日々お手入れすることも心がけましょう。
投稿日:2021年07月01日 22時53分